Fedora Core 500の技
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ファイル名の補完を使うには

bashにはファイル名を補完する機能があり、長いファイル名でも簡単に指定が可能です。Tabキーを利用します。

lsコマンドでファイル名を指定する例です。/ディレクトリを指定し、Tabキーを2度押します。すると下記のように/ディレクトリにあるファイルの一覧が表示されます。

$ ls / Tahキーを2度押す
.autofsck   dev/      lib/      opt/      selinux/    usr/
.bash_history etc/      lost+found/  proc/     srv/      var/
bin/      home/     media/     root/     sys/
boot/     initrd/    mnt/      sbin/     tmp/

次に"e"を加えてからTabキーを押します、すると"tc/"が自動的に入力されることが分かります。これがファイル名の補完です。

$ ls /e Tabキーを押す
$ ls /etc/ 自動的にこうなる

次に"b"を加えてTabキーを押します、すると何も表示されません。このような時はTabキーを2度押します。すると"b"で始まるファイル名の一覧が表示されます。競合する場合は補完ができないのです。

$ ls /etc/b
bashrc  blkid.tab  blkid.tab.old  bluetooth/  bonobo-activation/

更に"a"を加えてTabキーを押しました。すると/etcディレクトリ内で"ba"で始まるファイルは一つしかないので、補完が実行されます。

$ ls /etc/ba Tabキーを押す
$ ls /etc/bashrc 自動的にこうなる

このようにしてファイル名の補完機能を使うと高速にコマンドを実行できるようになります。またコマンド名でも補完は利用できます。

2005-12-03 作成