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ユーザにquotaの設定をするには
ユーザにディスク容量を指定するにはedquotaコマンドをユーザを指定して利用します。
edquotaで編集します、blocksの欄が現在の使用量です。
# edquota paul
Disk quotas for user paul (uid 502):
Filesystem blocks soft hard inodes soft hard
/dev/hda2 88 0 0 11 0 0
soft(ソフト制限)とhard(ハード制限)の欄でサイズを指定します。ソフト制限はgrace値(初期値は7日間)を過ぎるまでは指定容量を越えて利用できますが、過ぎた後は強制的にハード制限の容量に変更されます。
下記はハード制限を200KBに指定した例です。初期設定ではviがエディタとして使用されます。
Filesystem blocks soft hard inodes soft hard
/dev/hda2 88 0 200 11 0 0
各ユーザはquotaコマンドで自分の割り当て容量を確認することができます。
$ quota
Disk quotas for user paul (uid 502):
Filesystem blocks quota limit grace files quota limit grace
/dev/hda2 88 0 200 11 0 0
現在88KB利用中で、150KBのファイルをコピーしようとするとquotaの制限により下記のようにエラーとなります。
$ cp /tmp/empty_150K ~
hda2: write failed, user block limit reached.
cp: writing `/home/paul/empty_150K': Disk quota exceeded
"-p"オプションを利用することで設定を他のユーザにコピーできます。下記はpaulユーザの設定をringoユーザにコピーした例です。
# edquota -p paul ringo
2005-12-03 作成