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ファイルを完全に削除するには
rmコマンドでファイルを削除した場合、まだデータ自体はディスク上に残っています。データ流失などを防ぐために完全に削除したい場合はshredコマンドを利用します。このコマンドは上書きを行うことでファイルを安全に削除します。
通常の削除では"-u"オプションを利用します。下記はappleファイルを削除する例で、実行の詳細を表示する"-v"オプションを加えています。
$ shred -uv apple
shred: apple: pass 1/25 (random)...
shred: apple: pass 2/25 (492492)...
shred: apple: pass 3/25 (444444)...
shred: apple: pass 4/25 (999999)...
/dev/hdaのように指定することでハードディスク全体を削除することが可能です。"-z"オプションを加えることで最後に0をディスク全体に書き込み、より確実な削除となります。
# shred -zv /dev/hda
2005-12-03 作成