|
|
|
TOP > Linux > Fedoraの技 > 001-100 > 065
NTPサーバの設定
初期設定ではpool.ntp.orgが指定されており、そのままでも使えます。しかし筆者の環境でtracerouteコマンドを利用すると24ホップかかりました。国内から利用するには少し遠ようですので、国内のサーバを指定したほうがいいでしょう。
下記はpool.ntp.orgを無効にし、ring.gr.jpをラウンドロビンで指定した例です。サーバはIPアドレスでの指定も可能です。
# vi /etc/ntp.conf
# --- OUR TIMESERVERS -----
server ntp.ring.gr.jp
server ntp.ring.gr.jp
server ntp.ring.gr.jp
#server 0.pool.ntp.org
#server 1.pool.ntp.org
#server 2.pool.ntp.org
ntpdは時刻をいきなり修正できない仕組みになっているため、起動する前にntpdateコマンドを利用し時刻を設定します。
# ntpdate ntp.ring.gr.jp
30 Mar 12:51:55 ntpdate[3565]: step time server 150.29.9.6 offset 108.135676 sec
その後、ntpdを開始します。
# service ntpd start
常時稼動させるのであれば起動時に自動起動するようにしたほうがいいでしょう。
# chkconfig ntpd on
ntpdを起動してしばらく(15分くらい)してからntpqコマンドで接続を確認します。行の左端に"*"が表示されれば、上位サーバと同期が取れているという意味になります。
# ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
*ring.sakera.ac. 2.170.74.161 2 u 8 256 377 10.754 -8.731 0.816
+ring.at.co.jp 2.243.3.209 3 u 76 128 377 4.034 -9.585 4.384
LOCAL(0) LOCAL(0) 10 l 30 64 377 0.000 0.000 0.001
これ以降、このマシンに対して時刻をあわせることが可能となります。
# ntpdate 192.168.0.11
30 Mar 12:52:51 ntpdate[3566]: adjust time server 192.168.0.11 offset 0.013357 sec
2005-12-03 作成