PuTTYの利用
1 PuTTYとは?
WindowsにおけるSSHを使ったサーバへのリモート接続にはTeraTermにTTSSHモジュールを利用したものが広く使われていますが、残念ながらSSHのプロトコル1にしか対応しておらず、プロトコル2に対応する予定もないようです。
SSHプロトコル1での利用はセキュリティ上あまり望ましいものではありません。そこでプロトコル2での接続が可能なクライアントプログラムPuTTYを解説します。
SSHのプロトコル1と2の解説はOpenSSHのプロジェクト目標が分かりやすいでしょう。
2 PuTTYのインストール
インストールには難しいことは何もなく、ダウンロードしてそのまま使えます。まずPuTTY Download Pageより下記のプログラムをダウンロードしましょう。
* PuTTY: putty.exe
ダウンロードした"putty.exe"はそのままダブルクリックで起動します。
3 PuTTYの基本設定
最低限必要な設定を行い、それを初期設定値として保存します。
まず最初の"Session"画面でProtocolがTelnetになっているのでSSHを選択します。
次にConnectionの中のSSH画面でPreferred SSH protocol versionから2を選択します。ここが1のままだとプロトコル1での接続となり、意味がありません。
注)現在のバージョンでは2 onlyがあるので、そちらを利用する方が望ましい。
今設定したことを初期設定値として保存します。Sessionの設定画面に戻り、Load, save or delete a stored sessionの中でDefault Settingsを選択し、右にあるSaveボタンを押せば完了です。
4 SSHプロトコル2での接続
実際の接続にはSessionの画面でSpecify your connection by host name or IP address部分にホスト名またはIPアドレスを指定しOpenを押すことにより接続が開始されます。
FreeBSDへの接続成功画面。
sshdをdebugモードで見るとSSHプロトコル2でログインしていることが分かります。
debug1: PAM Password authentication accepted for user "test" Accepted password for test from 192.168.0.15 port 4276 ssh2
debug1: Entering interactive session for SSH2.
その他
PuTTYの日本語版もあります。
2002-03-20 作成