Fedora Core 500の技
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gpgで文書を暗号化するには

gpgコマンドを使い文書を暗号化することが可能です。これにより通常のメールを利用しても安全な通信が可能となります。

$ vi hello_from_paul
Are you hungry?

johnの公開鍵は登録してあり、公開鍵への署名も済んでいます。

$ gpg --list-public-keys john
pub 1024D/EC3934FC 2005-04-13 John Lennon (Hello!) <john@fedora500.jp>
sub 1024g/98432FC2 2005-04-13

暗号化を行います。"-e"が暗号のためのオプション、"-r"はユーザを指定する(ここではjohn)ためのオプションです。

$ gpg -e -r john hello_from_paul

上記の結果、hello_from_paul.gpgというファイルが作成されます。ただしこれはバイナリーファイルですので、メールで利用するときにはテキスト(ASCII)として出力する"-a"オプションを利用すると便利でしょう。"-s"オプションを利用し同時に署名を加えるとより安全です。

$ gpg -e -a -r john hello_from_paul

拡張子".asc"でファイルが作成されます。そのままメールで送ることも可能です。

$ cat hello_from_paul.asc
-----BEGIN PGP MESSAGE-----
Version: GnuPG v1.2.6 (GNU/Linux)

hQEOA2/3H5KYQy/CEAQAnLfI0sAwZf7QAo+Yhsjh4lvwtATGgr6gFHuNo+Eu7UDT
〜略〜
cSLMpI8tFa8KmT/RwokaRua8nL21goAH+YnCeeBN2yRUrd82aW0cRJGO6mSxA3gT
DMRuGT6owi9vaIEbPPiDe0YE2yDZBjWNNyLFV6E=
=fjyg
-----END PGP MESSAGE-----

2005-12-03 作成