Fedora Core 500の技
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時刻を正確にあわせたい

サーバにとって時刻が正確であることは非常に重要です。例えば2台のサーバがあり、片方の時計が3分進んでいて残りが5分遅れていたらログの整合性がまったく取れなくなってしまいます。手動で時計をあわせることも出来ますが、それではコンピュータを使うの意味がありません。NTP(Network Time Protocol)を利用して時刻を設定します。

時刻を提供する側がNTPサーバ、受ける側がNTPクライアントとなります。ローカルのマシンが少ないときはすべてをNTPクライアントとして外部のNTPサーバに接続すればいいのですが、常時稼動のサーバがあるのであればそれをNTPサーバすることが出来ます。ローカルのマシンがローカルにあるNTPサーバにアクセスすることにより、外部サーバの負荷を減らすことと無駄なトラフィックが外部へ出ることを防ぐことが出来ます。

NTPサーバを設定する場合は上位に指定するNTPサーバの選択が重要となります。できるだけネットワーク的に近いところを選びましょう。利用しているISPなどがNTPサーバを提供しているのであれば、それを使うのがいいでしょう。複数候補があった場合はtracerouteコマンドを使い、もっともホップ数が少ないものを選択するといいでしょう。

適当なものが見つからない場合は下記サーバを利用してみてください。

インターネットマルチフィード株式会社
ntp1.jst.mfeed.ad.jp (210.173.160.27)
ntp2.jst.mfeed.ad.jp (210.173.160.57)
ntp3.jst.mfeed.ad.jp (210.173.160.87)

Ring Server Project
ntp.ring.gr.jp(ラウンドロビンするので複数指定可)

NTPサーバには福岡大学が紹介されることが多いいですが、それにより福岡大学への負荷が過大となっているようなので利用は控えたほうがいいでしょう。

2005-12-03 作成