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ネガティブキャッシュとは
ゾーンサーバではTTL値(Time To Live)によりキャッシュする時間を指定していますが、同じような機能としてネガティブキャッシュというものもあります。通常のキャッシュは問合せが成功した(指定したホストが存在する)場合に利用されますが、ネガティブキャッシュは失敗(ホストが存在しない)場合に利用されます。
問合せの失敗例、abc.fedora500.jpというホストは登録されていません。
% dig abc.fedora500.jp
〜略〜
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NXDOMAIN, id: 6
;; flags: qr rd ra; Ques: 1, Ans: 0, Auth: 1, Addit: 0
;; QUESTIONS:
;; abc.fedora500.jp, type = A, class = IN
;; AUTHORITY RECORDS:
fedora500.jp. 30 SOA ns.fedora500.jp. root.fedora500.jp. (
ネガティブキャッシュ値はゾーンファイルで指定します。通常はTTL値より小さくします。
@ IN SOA ns.fedora500.jp. root.fedora500.jp. (
20050101 ;Serial
28800 ;Refresh 8 hours
1800 ;Retry 30 minutes
604800 ;Expire 1 week
3600 ) ;Minimum 1 hour この行
2005-12-03 作成